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 東北大学では創薬等支援技術基盤プラットフォーム事業において制御拠点の一つとして「大型創薬研究基盤を活用した創薬オープンイノベーションの推進」を進めてきました。これまでに東北大学の化合物ライブラリーを利用したスクリーニングを行い、優れた創薬シーズになるヒット化合物を見出しています。平成29年度から東北大学ではターゲット解析・スクリーニングと化合物ライブラリー・医薬品合成が密接に連携して日本のアカデミア発創薬拠点として活動を開始し、ヒット化合物の構造展開を支援して動物試験においても活性を示す有望な化合物について特許出願を行い、新規な創薬ターゲットのProof of Conceptの検証に向けた研究も展開しています。今後、新たな創薬モダリティーとして期待される中分子まで規模を拡大して、最先端の合成テクノロジーを活用して特異な構造を有する新規ケミカルスペースを開拓するとともに、構造最適化を支援し、その技術の高度化に努めます。

iwabuchi
研究開発代表者 東北大学大学院薬学研究科教授
岩渕 好治