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 本事業(モダリティ探索ユニット)では、新規な創薬ターゲットに対し、ヒット化合物創出ユニット等のスクリーニングで見出されたヒット化合物について、構造展開を「支援」し、動物レベルでProof of Conceptをとることを目指す。また、特異な構造を有する新規ケミカルスペースを開拓し、東北大学化合物ライブラリーを充実させるべく合成技術を「高度化」し、その技術を支援に活用する。

 「支援」では、ヒット化合物について、インシリコ解析ユニットおよび構造解析ユニットと連携して、ヒット化合物の構造展開・構造最適化を行う。有望な化合物を設計・合成し、支援依頼者に提供する。それらの活性評価の結果を基に支援依頼者とディスカッションを行い、構造展開を進める。有望化合物については、さらに構造最適化を行い、物性評価を行うとともにリード化合物への創製を支援する。この際、in vivo試験の評価に用いる化合物を十分量供給できるよう対応する。支援者が提案する創薬ターゲットについて動物レベルでのProof of Concept をとることを目標に支援を展開する。

 「高度化」においては、特異構造化合物の合成技術を磨く。例えば、以下に示した技術開発を進め、従来にないケミカルスペースをカバーする化合物群の合成を行い、それらを東北大学化合物ライブラリーに供し、スクリーニングに用いる。また、その技術を支援に活用して迅速な創薬シーズ創製を実現する。これらの研究を通じて、創薬マインドを醸成し、若手研究者、女性研究者の育成に努める。

  • sp3豊富なケミカルスペース開発技術
  • 反応データベース開発技術
  • 複素環含有化合物合成技術
  • 天然物骨格合成技術
  • 修飾天然物合成技術
  • キメラ化合物合成技術