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がん化学療法薬学分野 教授 富岡 佳久

 平成20年10月1日よりがん化学療法薬学分野を担当することになりました富岡佳久と申します。薬学研究科での教育研究の発展に貢献できるよう一生懸命に働きたいと存じますので、ご指導ご鞭撻ご高配の程をどうぞ宜しくお願い致します。
 私は、東北大学薬学部(衛生化学橋本嘉幸先生)を卒業後、大学院では薬剤学講座鈴木康男先生の里子として薬剤部水柿道直先生にお世話になりました。その後、東北大学医学部附属病院薬剤部に入局し、薬剤師として働いておりましたが、前薬剤部長の後藤順一先生や諸先輩方のご高配により平成15年10月から前任校である城西国際大学に移り、薬学部設立準備から第1期生を送り出すところまで携わることができました。学部を新しく作るという貴重な体験をすることができました。
 担当致しますがん化学療法薬学分野は、薬剤師の資質向上と責任強化が求められる中で、実践的知識と研究能力を備えた人材を育成することを柱の一つとして平成20年4月1日に新設され、薬物療法学分野 前教授 故菱沼隆則先生が初代教授として兼務しスタートしました。菱沼先生は平成20年5月7日に志半ばで逝去されましたが、現スタッフは「菱沼隆則先生の遺志」に導かれて集いました。薬剤師でもあるスタッフ教員は東北大学病院を兼務し、診療に従事しながら教育研究活動を行っています。また薬剤師免許を持つ大学院生は、大学病院での薬剤業務支援にも当たります。私たちは、「生活習慣病治療薬学分野」、「薬剤部」、「病態分子薬学分野」、診療科と密に連携し、大学病院での実践を通して、問題の発見、解決法の提案、実行、評価を勉強する次世代型高度専門薬剤師育成プログラムの開発に取り組んでいます。星陵キャンパス内に薬学部・薬学研究科の臨床薬学教育研究棟が完成した今、実りある展開を目指して、一工夫も二工夫もしているところです。
 まだまだ未熟者ではありますが、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。