平成29年度の体験授業では,4人の先生方にそれぞれの専門分野と薬学との関わりについて,下記の内容で解説していただきます。

今年度の体験授業は7月25日午前・午後,および7月26日午前・午後に実施します。



体験授業1「 化学反応と薬学 」

分子設計化学分野 教授  山口 雅彦

 化学反応は物質の変化に関わる現象です。生物は複雑な化学反応ネットワークでできています。医薬品を作り出すために、人類が開発した化学反応を組み合わせて化学合成が行われます。化学反応の本質を理解して使いこなすことは科学・技術に加えて社会に大きなインパクトを与えます。化学反応と薬学の関わりについて解説します。

体験授業2「 感染症から身を守る仕組み 」

生命機能解析学分野 教授  倉田 祥一朗

 私たちの周りには、感染症を引き起こす微生物がたくさん存在しています。それでも、あまり病気にはなりません。病気にならないように、身を守る仕組みを持っているからです。私たちが持っている、感染症を防いでいる仕組みについて解説します。

体験授業3「 くすりをはかる 」

臨床分析化学分野 教授  大江 知行

 くすりの効果を知るためには、くすりが体のなかで「どこに」「どのように」「どのくらい」あるのかを「はかる」ことが必要です。本講義では「分析化学」という学問がくすりを「はかる」うえで、どのような役割を果たしているのかをお話します。

体験授業4「 アカデミア発創薬とは 」

薬理学分野 教授 福永 浩司

 薬学部は創薬科学の発展に寄与する人材と医療の一翼を担う人材を育成する学部です。同時に、東北大学薬学部では産学官が協力して、新薬の開発も行っています。癌、認知症、精神疾患領域では患者さんが治療に満足できないため、新しい薬が望まれています。アカデミア(大学)が育てる新しい創薬をご紹介します。

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