ご挨拶




 私達の研究室は、来る平成30年10月18日(木)、19日(金)の両日、東北大学萩ホールおいて「第40回生体膜と薬物の相互作用シンポジウム」を、お世話させていただくことになりました。
 生体膜と薬物の相互作用シンポジウムは、日本薬学会の物理系薬学部会に所属する物理化学・薬剤学・薬物動態学がご専門の研究者が年に一度一堂に集う学会です。トランスポーター、受容体等の薬物と相互作用して機能する生体膜の機能分子をメインに討論する学会として開催されてきましたが、最近では、細胞生物学・分子生物学の発展とともに生体膜研究は大きく発展し、生物系薬学部会等に所属するこれら分野の研究者も参画し、物理系薬学部会の枠を超えて開催されてきております。

 今回、東北大学大学院薬学研究科青木が、本シンポジウムを担当させていただくことになりました。生体膜を構成する主要な成分である脂質は直接遺伝子にコードされないため、生体膜脂質分子を調節することは困難な課題でした。しかし、近年、生体膜を構成する主要な成分であるリン脂質の生合成系が解明され、生体膜のリン脂質の組成を変化させることがある程度できるようになってきました。また、受容体・トランスポーター・膜結合型酵素などの膜結合型タンパク質はくすりの標的として最も重要な分子群ですが、その構造解析は非常に困難でした。しかし、近年これらの分子の構造解析が可能になってきました。そこで本会は生体膜リン脂質の生合成系・解析手法に長けた研究者、膜タンパク質の構造解析に特化した研究者にお集まりいただき、「生体膜研究の最先端」と題してシンポジウムを企画します。また、本シンポジウムの重要な標的である、薬物トランスポーターに関してもシンポジウムを企画します。さらに特別講演として、本シンポジウムに長年貢献いただいている東北大学薬学研究科の寺崎哲也先生に、最近めざましい発展をしているプロテオミクスを中心とした手法からの切り口でトランスポーター研究についてお話をいただく予定です。

 今回、会場である東北大学萩ホールはJR仙台駅から地下鉄で3駅、国際センター駅より徒歩5分のアクセスの良い会場です。
 
 皆様のご発表、ご参加をお待ちしております。


日本薬学会物理系薬学部会主催
第40回生体膜と薬物の相互作用シンポジウム
実行委員長  青木 淳賢
東北大学大学院薬学研究科分子細胞生化学分野内)