私たちは病気のときに薬を飲みますが、薬が有効な効果を示すためには、体内の薬を至適濃度に保つ必要があります。薬は、その役目を果たすと速やかに体外へ排出されます。この過程にかかわっているのが薬を変換する酵素(薬物代謝酵素)です。即ち、薬の多くは肝臓に存在する薬物代謝酵素によって薬の効果の低いものあるいはないものへと変換され、速やかに尿中あるいは糞中へと排泄されます。