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教授挨拶

生活習慣病治療薬学分野教授 平澤 典保


 本分野は本年(令和元年)7月に、満10歳となり、一つの区切りを迎えました。また、新たな時代の幕開けとともに、気持ちを新たにして、新しい医療の実現に向けて研究を進めています。

 当研究室では、これまで、アレルギー疾患(皮膚アレルギー、金属アレルギー)の病態解明と新しい治療法の開発を目指した創薬研究と、先進の個別化医療の実践に直結するゲノム薬理(ファーマコゲノミクス:PGx)に関する研究を行っていきました。前者は、青葉山キャンパスにおいて、また後者は星陵キャンパスに拠点を置き、東北メディカル・メガバンク機構や未来型医療創成センターとの連携しながら研究を進め、数多くの成果を上げています。

 東北大学が推進する4つの重点領域の一つ未来型医療の創成には、難治性疾患の新たな標的の発見と革新的な医薬品の開発と、ゲノム情報に基づく個別化医療の実践を推進するための科学的な革新と、それを実践する高度な人材(薬剤師)の育成が不可欠です。私たちは、これらの両面から、一つのチームとして、また、薬学研究科の研究室として、医療の発展に関わる課題の解決を目指した研究を目指し、日々切磋琢磨しています。

 チーム医療の一員として未来型医療を切り開いていく薬剤師を目指している方、病態を深く理解した研究者を目指している方、そして患者さんに向かい合った臨床研究を目指している方、気楽にご連絡ください。私たちとともに新しい領域に挑戦する意欲あふれる大学院生を募集しています。


令和元年5月


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