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花だより

2021年7月14日 ベニバナの花が咲いています。

場所 標本区
和名 ベニバナ
科名 キク科
学名 Carthamus tinctorius Linn.
 乾燥させた花は紅花(コウカ)と呼ばれ、血行促進作用がある生薬として日本薬局方に収録されている。この生薬は養命酒にも含まれる。
ベニバナの花を摘んでから発酵、乾燥させたものが、紅色の染料や着色料(食品添加物、化粧品の口紅)の材料となる。

2021年7月14日 ウイキョウの花が咲き始めています。

場所 標本区
和名 ウイキョウ
科名 セリ科
学名 Foeniculum vulgare Miller
 地中海沿岸原産の多年草。英名のフェンネルとしても知られている。特異な芳香がありやや甘みがある。
 果実を生薬ウイキョウ(茴香)といい、芳香性健胃剤として安中散などに配合される。
 ハーブとして料理に用いることもできる。

2021年5月25日 シランの花が咲いています。

場所 標本区
和名 シラン
科名 ラン科
学名 Bletilla striata (Thunb)Reichb.
 観賞用としても栽培される多年生草本。シラン(紫蘭)という名前は花の色からきている。
塊茎を白及(ビャクキュウ)と称し薬用にする。吐血や慢性胃炎に効果がある他、鱗茎をすりおろし火傷や打撲傷に外用することもできる。

2021年5月25日 カノコソウの花が咲きました。

場所 標本区
和名 カノコソウ
科名 オミナエシ科
学名 Valeriana fauriei Briq.
 山地の湿った草地にやや稀に生える多年草で、上から見ると絞り染めの鹿の子絞りの模様に似ていることから「鹿の子草」と呼ばれるようになった。
根と球根は吉草根という生薬になり、日本薬局方にも収録され、ヒステリーなどに対する鎮静作用、睡眠の改善作用、りラックス効果がある。独特な香りを持つ。

2021年5月25日 アマの花が咲いています。

場所 標本区
和名 アマ
科名 アマ科
学名 Linum usitatissimum L.
 日本では江戸時代に種を薬として使うために限られた範囲で栽培され、明治から昭和初期にかけて繊維用に北海道で広く栽培された。
種子を民間薬として皮膚のかゆみに外用される。
種子から抽出される亜麻仁油はオメガ3脂肪酸を豊富に含み食用としても利用され、絵の具のバインダーや木製品や皮革の仕上げにも用いられる。

2021年5月20日 シロバナムシヨケギクの花が咲きました。

場所 標本区
和名 シロバナムシヨケギク
科名 キク科
学名 Chrysanthemum cinerariaefolium Vih.
 バルカン半島原産の多年草。日本でも殺虫剤原料として栽培されていたが、化学合成殺虫剤の発展により生産量が減少した。人間や家畜など温血動物には無害であるが、昆虫類には猛毒となる特殊な作用がある。日本の夏には欠かせない蚊取り線香の原料としても使われる。

2021年5月20日 ムラサキの花が咲いています。

場所 標本区
和名 ムラサキ
科名 ムラサキ科
学名 Lithospermum erythrorhizon Siebold et Zucc.
 山地草原に稀に生える多年草。絶滅危惧種に指定された大変貴重な植物である。
根を生薬シコン(紫根)と称し、漢方では解熱、解毒の効果があるとして利用されている。紫雲膏など外用薬として、外傷、火傷、皮膚病などに使われる。
ムラサキは染料の原料としても使われる。

2021年5月20日 カミツレの花が咲きました。

場所 標本区
和名 カミツレ
科名 キク科
学名 Matricaria recutita L.
 ヨーロッパ、西アジア原産で全草に良い芳香がある。
 発汗、消炎作用があり昔から薬用として用いられているが、現在は安眠、リラックス作用を目当てにハーブティーとして利用される。
 ヨーロッパでは最も一般的な民間薬で、薬局だけでなくスーパーや食料品店のお茶コーナーでも売られている。カモミールティーはヨーロッパでは一般的な飲み物である。

2021年5月20日 ヒャクヤクの花が咲いています。

場所 標本区
和名 シャクヤク
科名 ボタン科
学名 Paeonia lactiflora Pall.
 中国原産の多年草で、観賞用としても栽植される。
 根を芍薬(シャクヤク)と称し薬用とする。牡丹と並んで婦人薬、通経薬として広く用いられる。鎮痛、鎮痙、収れん作用がある。温清飲、芍薬湯、桂皮加芍薬湯、芍薬甘草湯など沢山の漢方に使われている。

2021年5月11日 イチハツの花が咲きました。

場所 温室西側花壇
和名 イチハツ
科名 アヤメ科
学名 Iris tectorum Maxim.
 中国原産の多年草。アヤメ類の中で一番初めに咲くことから一初(イチハツ)という名がついたと言われている。昔はかやぶき屋根の頂上部分に沢山植えて屋根を締め付けて守っていた。
 根茎を鳶尾根(エンビコン)と称し吐剤、下剤として用いる。

2021年5月11日 カラスビシャクの花が咲いています。

場所 標本区
和名 カラスビシャク
科名 サトイモ科
学名 Pinellia ternata(Thunb.) Breitenb.
 日当たりのよい畑や川の土手などに自生する多年草。
丸い根茎を半夏(ハンゲ)と称し薬用にする。吐き気、喉の腫れや痛みに用いる。半夏厚朴湯、半夏白朮天麻湯、半夏瀉心湯など多くの処方に配合されている。
生の状態ではシュウ酸カルシウムを含んでいるため食用は不可能である。

2021年4月20日 ボタンの花が咲きました。

場所 標本区
和名 ボタン
科名 ボタン科
学名 Paeonia suffruticosa Andrews
 中国西北部原産の落葉性の低木で,古くから薬用,または鑑賞用として日本でも栽培される。
 根皮を「牡丹皮」と称し薬用とされ日本薬局方にも収載されている。消炎、解熱、止血、鎮痛、浄血、月経痛、子宮内膜炎などに効用があるとされ、漢方では主に婦人病薬に配合されている。

2021年4月8日 イカリソウの花が咲いています。

場所 管理棟北側、第一観察路
和名 イカリソウ
科名 メギ科
学名 Epimedium grandiflorum Morr.var.thunbergianum Nakai.
 山地や林間に自生する多年生草本。キバナ、シロバナ、トキワイカリソウなど沢山の種類がある。
地上部の茎葉を薬用とし、生薬名を淫羊霍(インヨウカク)と称し、強壮、強精薬として利用される。淫羊霍の原植物には中国原産のホザキノイカリソウが当てられるが、同属の植物は同じ薬効を持っていると言われている。

2021年3月26日 サンシュユの花が咲いています。

場所 標本区西側、植物園入口
和名 サンシュユ
科名 ミズキ科
学名 Cornus officinalis Siebold et Zucc
中中国、朝鮮原産の落葉高木。古くから薬用植物として利用されていたが、現在は花木としても植えられている。
赤く熟した果実を薬用にする。滋養強壮剤として八味地黄丸、牛車腎気丸等に配合される他、冷え性、低血圧症、不眠症には果実酒として利用する。

2021年3月26日 カタクリの花が咲いています。

場所 第一観察路
和名 カタクリ
科名 ユリ科
学名 Erythronium japonicum Decne.
北海道、本州などに自生する多年草。春を代表する山野草の一つである。花が咲くまでに5年程の期間がかかる。
鱗茎を生薬名片栗澱粉として利用するが収穫量が少ないため、現在の片栗粉はジャガイモからとったデンプンを使用している。

2021年3月26日 梅の花が咲いています。

場所 管理棟北側
和名 ウメ
科名 バラ科
学名 Prunus Mume
中国原産の落葉高木で、奈良時代には既に渡来していたと言われ、現在では日本全国に分布している。
一般の家庭で利用される他、漢方でもウバイ(烏梅)と称し、健胃、整腸、駆虫剤等に利用している。クエン酸をはじめ多くの有機酸等を含む。

2020年4月6日 レンギョウの花が咲いています。

場所 植物園入口、園内ビニールハウス北側
和名 レンギョウ
科名 モクセイ科
学名 Forsythia suspensa Vahl
 中国原産の落葉小低木で、日本では庭木としても知られています。 日本では主にレンギョウ、シナレンギョウ、チョウセンレンギョウが植栽されています。
 漢方では連翹(れんぎょう)と呼ばれ、解熱剤、消炎剤、利尿剤、排膿剤などの鎮痛薬に用います。強い抗菌作用があります。日本薬局方においては、レンギョウまたはシナレンギョウの果実を用います。

2020年3月26日 カタクリの花が咲いています。

場所 第一観察路
和名 カタクリ
科名 ユリ科
学名 Erythronium japonicum Decne
北海道、本州などに自生する多年草。春を代表する山野草の一つです。花が咲くまでに5年程の期間がかかります。 鱗茎を生薬名片栗澱粉として利用するが収穫量が少ないため、現在の片栗粉はジャガイモからとったデンプンを使用しています。

2020年3月23日 サンシュユの花が咲いています。

場所 標本区西側、植物園入口
和名 サンシュユ
科名 ミズキ科
学名 Cornus officinalis Siebold et Zucc
中国、朝鮮原産の落葉高木。古くから薬用植物として利用されていましたが、現在は花木としても植えられています。
赤く熟した果実を薬用にします。滋養強壮剤として八味地黄丸、牛車腎気丸等に配合される他、冷え性、低血圧症、不眠症には果実酒として利用します。

2020年3月10日 梅の花が咲いています。

場所 管理棟北側
和名 ウメ
科名 バラ科
学名 Prunus Mume
中国原産の落葉高木で、奈良時代には既に渡来していたと言われ、現在では日本全国に分布しています。
一般の家庭で利用される他、漢方でもウバイ(烏梅)と称し、健胃、整腸、駆虫剤等に利用しています。クエン酸をはじめ多くの有機酸等を含みます。

2020年2月9日 オウレンの花が咲きました。

場所 池の北側周辺
和名 オウレン
科名 キンポウゲ科
学名 Coptis japonica Makino
北海道、本州、四国の山林中に自生する多年草。
根茎をオウレン(黄連)と称し苦味健胃、整腸剤として利用されます。漢方では黄連解毒湯、三黄瀉心湯をはじめ多数の処方に配合されています。
アルカロイドを含み、主要成分はベルベリン(berberine)。

2019年10月30日 サフランの花が咲いています。

場所 標本区、園内の所々
和名 サフラン
科名 アヤメ科
学名 Crocus sativus L.
 赤色のめしべを乾燥させて生薬や香辛料として用いる。 鎮静、鎮痛、通経の効果がある。
 1gのサフランを採るのに160個程の花が必要で、収率が低く貴重で、1gあたり1000円程度と非常に高価である。めしべは独特な香りを持ち、水に溶かすと黄色の色素が出るため、料理の色付けや風味付けのための香辛料として使用される。(例 サフランライス)

2019年9月27日 ヒガンバナの花が咲きました。

場所 いろんな場所に咲いています
和名 ヒガンバナ
科名 ヒガンバナ科
学名 Lycoris radiata
 日本全国でみられる多年草。彼岸花の名前は秋の彼岸の頃に開花することに由来する。曼殊沙華とも呼ばれる。
 全草有毒で特に鱗茎アルカロイドを多く含む。鱗茎は石蒜(せきさん)という名の生薬であり、利尿、去痰作用があるが、有毒であるため民間療法として利用するのは危険である。

2019年7月29日 コガネバナの花が咲いています。

場所 標本区
和名 コガネバナ
科名 シソ科
学名 Scutellaria baicalensis Georgi.
 中国北部からシベリア原産の多年草。
 周皮を除き乾燥した根を生薬名オウゴン(黄芩)といい各種の漢方処方に配合され広く用いられる。血圧を下げる代表的な漢方薬である三黄瀉心湯にも含まれている。
 オウゴンは断面が黄色になっているのが特徴である。

2019年7月29日 キキョウの花が咲きました。

場所 標本区
和名 キキョウ
科名 キキョウ科
学名 Platycodon glandiflorum(Jacq.)A. DC.
 薬用や、観賞用など広く利用される。秋の七草としても知られている。
 根を桔梗根と称し薬用とする。古くから去痰、鎮咳の薬草として用いられている。主要有効成分はサポニンである。漢方でも十味敗毒湯、荊芥連翹湯など多くの処方に配合されている。

2019年7月1日 ベニバナの花が咲いています。

場所 標本区
和名 ベニバナ
科名 キク科
学名 Carthamus tinctorius Linn.
 乾燥させた花は紅花(コウカ)と呼ばれ、血行促進作用がある生薬として日本薬局方に収録されている。この生薬は養命酒にも含まれる。
 ベニバナの花を摘んでから発酵、乾燥させたものが、紅色の染料や着色料(食品添加物、化粧品の口紅)の材料となる。

2019年7月1日 ウイキョウの花が咲きました。

場所 標本区
和名 ウイキョウ
科名 セリ科
学名 Foeniculum vulgare Miller
 地中海沿岸原産の多年草。英名のフェンネルとしても知られている。特異な芳香がありやや甘みがある。
 果実を生薬ウイキョウ(茴香)といい、芳香性健胃剤として安中散などに配合される。
 ハーブとして料理に用いることもできる。

2019年6月12日 ハブソウの花が咲いています。

場所 標本区
和名 ハブソウ
科名 マメ科
学名 Senna occidentalis L.
 種子を日干しにして乾燥させたものを生薬で望江南(ぼうこうなん)と呼ぶ。健胃、緩下、利尿作用があり、適量の水で煎じてお茶のように飲む。
 名前の由来は、マムシなど毒蛇に噛まれた時に、葉を揉んで傷口に汁をすりこむとよくなるということからその名がついたと言われる。しかし、実際には毒を中和することはないが、ぶよや蚊などの虫に刺された時に生の葉を患部にすりこむとかゆみは止まると言われている。

2019年6月12日 ハマボウフウの花が咲きました。

場所 標本区
和名 ハマボウフウ
科名 セリ科
学名 Glehnia littoralis F. Schmidt ex Miq.
 かつては各地の海岸地帯に自生していたが、海岸線の開発や、海浜の浸食により自生地が著しく減少している。
 新芽を刺身のつまとして食用とするほか、根、根茎を発汗、解熱、鎮痛などの目的で薬用とする。また、漢方では生薬ボウフウ(防風)の代用として用いるのでその名の由来がある。

2019年5月24日 ムラサキの花が咲いています。

場所 標本区
和名 ムラサキ
科名 ムラサキ科
学名 Lithospermum erythrorhizon Siebold et Zucc.
 山地草原に稀に生える多年草。絶滅危惧種に指定された大変貴重な植物である。
 根を生薬シコン(紫根)と称し、漢方では解熱、解毒の効果があるとして利用されている。紫雲膏など外用薬として、外傷、火傷、皮膚病などに使われる。
 ムラサキは染料の原料としても使われる。

2019年5月24日 シロバナムシヨケギクの花が咲きました。

場所 標本区
和名 シロバナムシヨケギク
科名 キク科
学名 Chrysanthemum cinerariaefolium Vih.
 バルカン半島原産の多年草。日本でも殺虫剤原料として栽培されていたが、化学合成殺虫剤の発展により生産量が減少した。人間や家畜など温血動物には無害であるが、昆虫類には猛毒となる特殊な作用がある。日本の夏には欠かせない蚊取り線香の原料としても使われます。

2019年5月24日 シランの花が咲いています。

場所 標本区
和名 シラン
科名 ラン科
学名 Bletilla striata (Thunb)Reichb.
 観賞用としても栽培される多年生草本。シラン(紫蘭)という名前は花の色からきている。
 塊茎を白及(ビャクキュウ)と称し薬用にする。吐血や慢性胃炎に効果がある他、鱗茎をすりおろし火傷や打撲傷に外用することもできる。

2019年5月24日 シャクヤクの花が咲きました。

場所 標本区
和名 シャクヤク
科名 ボタン科
学名 Paeonia lactiflora Pall.
 中国原産の多年草で、観賞用としても栽植される。
 根を芍薬(シャクヤク)と称し薬用とする。牡丹と並んで婦人薬、通経薬として広く用いられる。鎮痛、鎮痙、収れん作用がある。温清飲、芍薬湯、桂皮加芍薬湯、芍薬甘草湯など沢山の漢方に使われている。

2019年5月14日 カラスビシャクの花が咲いています。

場所 標本区
和名 ガラスビシャク
科名 サトイモ科
学名 Pinellia ternata(Thunb.) Breitenb.
 日当たりのよい畑や川の土手などに自生する多年草。
 丸い根茎を半夏(ハンゲ)と称し薬用にする。吐き気、喉の腫れや痛みに用いる。半夏厚朴湯、半夏白朮天麻湯、半夏瀉心湯など多くの処方に配合されている。 
 生の状態ではシュウ酸カルシウムを含んでいるため食用は不可能である。

2019年5月14日 カミツレの花が咲きました。

場所 標本区
和名 カミツレ
科名 キク科
学名 Matricaria recutita L.
 ヨーロッパ、西アジア原産で全草に良い芳香がある。
 発汗、消炎作用があり昔から薬用として用いられているが、現在は安眠、リラックス作用を目当てにハーブティーとして利用される。
 ヨーロッパでは最も一般的な民間薬で、薬局だけでなくスーパーや食料品店のお茶コーナーでも売られている。カモミールティーはヨーロッパでは一般的な飲み物である。

2019年5月7日 イチハツの花が咲きました。

場所 温室西側花壇
和名 イチハツ
科名 アヤメ科
学名 Iris tectorum Maxim.
 中国原産の多年草。アヤメ類の中で一番初めに咲くことから一初(イチハツ)という名がついたと言われている。昔はかやぶき屋根の頂上部分に沢山植えて屋根を締め付けて守っていた。
 根茎を鳶尾根(エンビコン)と称し吐剤、下剤として用いる。

2019年4月15日 レンギョウの花が咲きました。

場所 植物園入口、園内ビニールハウス北側
和名 レンギョウ
科名 モクセイ科
学名 Forsythia suspensa Vahl
 中国原産の落葉小低木で、日本では庭木としても知られている。 日本では主にレンギョウ、シナレンギョウ、チョウセンレンギョウが植栽されている。
 漢方では連翹(れんぎょう)と呼ばれ、解熱剤、消炎剤、利尿剤、排膿剤などの鎮痛薬に用いる。強い抗菌作用がある。日本薬局方においては、レンギョウまたはシナレンギョウの果実を用いる。

2019年4月15日 コブシの花が咲きました。

場所 第三観察路
和名 コブシ
科名 モクレン科
学名 Magnolia kobus DC.
 北海道から九州の山地に自生する落葉高木。
 つぼみを辛夷と称し薬用にする。モクレン、タムシバのつぼみも生薬名を辛夷というが、日本産の辛夷の市場品は主にタムシバのつぼみである。
 漢方では蓄膿症や鼻炎の処方に使われる。

2019年3月26日 サンシュユの花が咲きました。

場所 標本区西側、植物園入口
和名 サンシュユ
科名 ミズキ科
学名 Cornus officinalis Siebold et Zucc
 中国、朝鮮原産の落葉高木。古くから薬用植物として利用されていたが、現在は花木としても植えられている。
 赤く熟した果実を薬用にする。滋養強壮剤として八味地黄丸、牛車腎気丸等に配合される他、冷え性、低血圧症、不眠症には果実酒として利用する。

2019年3月26日 カタクリの花が咲きました。

場所 第一観察路
和名 カタクリ
科名 ユリ科
学名 Erythronium japonicum Decne.
 北海道、本州などに自生する多年草。春を代表する山野草の一つである。花が咲くまでに5年程の期間がかかる。
 鱗茎を生薬名片栗澱粉として利用するが収穫量が少ないため、現在の片栗粉はジャガイモからとったデンプンを使用している。

2019年3月14日 梅の花が咲いています。

場所 管理等北側
和名 ウメ
科名 バラ科
学名 Prunus Mume
 中国原産の落葉高木で、奈良時代には既に渡来していたと言われ、現在では日本全国に分布している。
 一般の家庭で利用される他、漢方でもウバイ(烏梅)と称し、健胃、整腸、駆虫剤等に利用している。クエン酸をはじめ多くの有機酸等を含む。

2019年2月28日 オウレンの花が咲きました。

場所 池の北側周辺
和名 オウレン
科名 キンポウゲ科
学名 Coptis japonica Makino
 北海道、本州、四国の山林中に自生する多年草。
 根茎をオウレン(黄連)と称し苦味健胃、整腸剤として利用される。漢方では黄連解毒湯、三黄瀉心湯をはじめ多数の処方に配合されている。
 アルカロイドを含む。主要成分はベルベリン(berberine)。