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病態分子薬学分野 准教授 山口 浩明

 平成 26 年 4 月より病態分子薬学分野(東北大学病院薬剤部)に参りました山口浩明です。私は、学部時代に病態分子薬学分野(水柿道直先生)に所属し、大学院は京都大学大学院薬学研究科医療薬剤学分野(乾賢一先生)にお世話になりました。大学院修了後には、オランダ癌研究所(Piet Borst 先生)にて抗がん薬の薬剤耐性機構に関する研究を行いました。その後、東北大学病院薬剤部(後藤順一先生、眞野成康先生)に戻り 4 年間助手・助教として勤務し、金沢大学附属病院薬剤部(宮本謙一先生)、北海道大学大学院薬学研究院臨床薬剤学研究室(井関健先生)を経て再び東北大学病院薬剤部に戻ってきました。

 当分野は、東北大学病院の中に研究室を構え、病院に勤務する薬剤師とともに、エビデンスに基づいた安全で質の高い薬物療法の提供および新たな治療法の構築を目的とした研究を行っています。具体的には、病因の解明、診断あるいは治療への展開を目指したプロテオミクス、メタボロミクスの基盤研究や TDM 等への臨床応用を目指し、HPLC や LC/MS/MSを使用した薬物およびその代謝物の血中濃度測定法の開発を行っています。こうした研究に日々取り組み、医療現場で必要とされる問題解決能力を養成しています。今後、高度化・多様化する医療現場にて活躍できる薬剤師を輩出できるよう、研究、教育活動に尽力していきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。