メンバー
教員

教授
平塚真弘
masahiro.hiratsuka.a8*tohoku.ac.jp
ご挨拶
2025年4月より、東北大学大学院薬学研究科に新たに「ゲノム医療薬学分野」を立ち上げました。私たちの研究室では、医薬品の効果や副作用(薬剤反応性)にみられる顕著な個人差の解明と、その知見をもとにした最適な薬物療法の実現を目指しています。
薬剤反応性には、患者さん一人ひとりが持つゲノム配列の違いが大きく関与しています。中でも、薬物代謝酵素の活性の個人差は、薬物の血中濃度や効果、副作用の発現に深く関わっており、その分子メカニズムを解明することは、安全で効果的な個別化医療に不可欠です。
当研究室では、次世代シークエンサーを用いた網羅的ゲノム解析、独自開発した組換え薬物代謝酵素バリアントの高発現系による機能解析、さらにLC-MS/MSによる高感度な薬物・代謝物定量分析など、最先端の研究技術を駆使しています。薬物動態学(ファーマコキネティクス)、薬力学(ファーマコダイナミクス)、薬理遺伝学(ファーマコゲノミクス)の知識を統合し、より精緻な個別化薬物療法の臨床応用に挑んでいます。
また、薬剤反応性の個人差は遺伝情報だけで決まるものではありません。そこで今後は、トランスクリプトミクス・プロテオミクス・メタボロミクスなどの多層的な生体情報を組み合わせる「マルチオミクス解析」を積極的に取り入れ、次世代の個別化医療の革新に貢献していきたいと考えています。
「患者一人ひとりに最適な薬を届ける」——そんな未来を、一緒に切り拓いていきませんか?ゲノム医療や薬物療法の未来に関心のある学生・大学院生の皆さん、私たちとともに挑戦し、学び、世界に発信していきましょう。
講師
宮内優
助教
瀬川良佑
ryosuke.segawa.a2*tohoku.ac.jp
助教
Caroline Kijogi
kijogi.caroline.mwendwa.a3*tohoku.ac.jp(所属:医薬品開発研究センター)
学術研究員
上田昭子
akiko.ueda.d1*tohoku.ac.jp(所属:東北大学未来型医療創成センター)
メールアドレスの*は@に変更してからご利用ください
学生
D1
鈴木祐眞
M2
大森悠生
立花怜
寺内健人
M1
長松尚都
西原翔大
6年
原田太一
5年
羽入彩乃
4年
小林ちひろ
小山怜
齊藤美樹
中島彩瑛
松岡慎之助