古村くんの糸状菌カルコン合成酵素に関する研究論文が掲載されました。

古村くんの糸状菌カルコン合成酵素に関する研究論文が掲載されました。

古村くんが4年時から取り組んできた、ATドメインから始まる非典型的なPKSのゲノムマイニングで偶然見つけた糸状菌初のカルコン合成酵素に関する研究論文が公表されました (Identification and Functional Characterization of Fungal Chalcone Synthase and Chalcone Isomerase)。見つけた時は、まさか?本当に?培地由来じゃないの?という感じでしたが、実験的に証明し、また、植物のType III PKSとは異なるシステムでの生合成機構だったので、大発見だと、とても興奮したのを思い出します。そこから、酵素機能を様々な方法で検証し、また、発展性も持たせながら、高インパクトな雑誌への投稿を狙っていた矢先、competitorに持って行かれてしまいました。投稿への戦略が少しまずかったかなと反省させられるところもありましたが、本当にいい内容に仕上がり、天然物化学の伝統ある雑誌に掲載されたので、良かったです。引き続きいい発見をしていきましょう。

2月27日付で、東北大学からプレスリリースされました。

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