International Symposium on Pure & Applied Chemistry 2017
8 - 10th June 2017 D1 宮本 尚也
ベトナムのホーチミン市で開かれたInternational Symposium on Pure & Applied Chemistry 2017 (ISPAC 2017)に参加させていただきました。この学会は、アジア地域の化学の発展と交流を目的にChemical Society of VietnamとInstitut Kimia Malaysiaの共催で行われているものです。会場はホーチミンで最も歴史あるホテルの1つである、Hotel Continental Saigonで行われました。
発表
3日間ある会期のうち、私は初日に発表でした。初めての英語の口頭発表ということで少し緊張しましたが、なんとか15分の発表を終えることができました。質疑応答も含めて、さらに柔軟に対応できるよう、化学と英語の能力を高めたいです。その他、有機合成化学のみならず、錯体化学や無機化学など、幅広い領域の研究に関する最先端の成果を目にすることができ、かなりモチベーションが高まりました。
Banquet
2日目の夜は、Hotel Continental Saigonの中庭で、懇親会が開かれました。私のテーブルには、マレーシア、タイ、フランス、ベトナム、カンボジアからの参加者がおり、国際色豊かな面々でベトナム料理を楽しみました。初対面ということもあり、皆さんはじめは遠慮がちでしたが、時間が経つにつれて会話が弾み、自分の研究テーマから、趣味や出身地のこと、プライベートのことまで、いろいろな話をすることができました。その中で、なぜ日本では女性の教授が少ないのかという話題になり、唯一の日本人である私が「I don’t know」としか答えられなかったことが非常に心残りでした。研究以外にも、社会問題やニュースについて、自分の立場や考えを持ち、それを論理的に説明できる能力の重要性を感じました。
ホーチミン市内について
初日と3日目は、夕方まで発表があったため、それ以降は現地で知り合った2人の友人とホーチミン市内を散策しました。何より物価が安く、食べ物に関しては日本の3分の1ほどの値段でした。本場のフォーを食べたり、地ビールであるサイゴンビール(ベトナムでは氷を入れて飲むのが一般的)を飲んだり、ナイトマーケットに行ったりしました。時折どこからか香るドリアン臭は少し気になりましたが、Southeast Asiaを肌で感じることができました。
最後になりますが、今回の発表は、東京大学理学研究科 磯部研究室との共同で行った研究の内容でした。磯部寛之教授をはじめとする磯部研の皆様と、貴重な海外発表のチャンスを与えていただいた徳山先生、本学会の運営に携わって頂いた方々にこの場を借りて深く感謝いたします。
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►発表の様子
緊張しましたが無事に終えることができました。 |
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►Hotel Continental Saigonの外観
フランス統治下時代に建てられた歴史ある建物です。 |
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►記念写真①
徳山先生と、会場入り口で撮影しました。 |
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►記念写真②
今回知り合った、タイとマレーシア出身の友人です。 |
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►懇親会の様子
各国の教授陣によるカラオケも披露されました。 |
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►ナイトマーケット
ナッツやフルーツ、衣類など何でも揃います。安い!私は好きです。 |
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►人民委員会庁舎前にあるホーチミン像
ホーチミン市のシンボル、ホーチミン像です。大勢の人で賑わっていました。 |
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►フォー
300円くらいで食べられました。パクチーが効いてます。 |
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