糸状菌の新規ジテルペン環化酵素に関する論文掲載。

糸状菌の新規ジテルペン環化酵素に関する論文掲載。

ジョロウ蜘蛛から分離したカビのゲノム上に見出した、新規ジテルペン環化酵素に関する論文が掲載されれました。ゲノムマイニングによる新規酵素の発見の内容となっております。

Genome mining of labdane-related diterpenoids: Discovery of the two-enzyme pathway leading to (−)-sandaracopimaradiene in the fungus Arthrinium sacchari

佐藤くん、園原くん (OB)、藤木くんら学生と尾崎さんが中心となってまとめた内容となっております。これまでに、糸状菌のClass IとClass IIの反応によって生合成されるジテルペンは、Class IとClass IIの環化機能が融合したαβγドメインからなる酵素が知られていましたが、今回、Class Iの機能とClass IIの機能が2つの酵素に分割された酵素を見出しました。植物などでは一般的なのですが、植物の場合とは、ドメインの分割様式がことなるため、進化的にも興味深い酵素と言えます。また、新たな発見を目指して頑張りましょう。

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