メニュー 閉じる

4年制と6年制の違い

4年制と6年制の違いはどうなってるの?

 旧制度(平成16年度)での進路状況は、学部4年の卒業者では、修士課程への進学者が82%、薬剤師として就職した者が10%、企業等に就職した者が1%でした。修士課程2年の修了者については22%が博士課程に進学、43%が企業等に就職(33%が研究職、10%が開発・生産等の職)、23%が薬剤師として病院等に就職しています。また、博士課程の修了者については、10%が海外の大学に、20%が国内の大学に研究員として就職し、40%が企業等に研究者として就職しています。以上のことを踏まえて、4年制と6年制の違いについて、Q & A 方式でお答えします。

 

Q: 創薬科学科を卒業したらどうなるの?

創薬科学科とその後の大学院の制度は旧制度とほとんど同じで、研究者・技術者養成コースです。学部4年間+修士2年間(修士課程に入るための試験があります)が基本コースで、修士号取得後一般企業等の研究職・開発職に就くことが可能となります。さらに博士号を得ることで海外も含めた大学や企業などの研究所の研究職に就く道が開かれます。また、研究者としてではなく学部4年間で学んだことを一刻も早く社会で試したい人は、学部4年の卒業と同時に就職することもできます。

 

Q: 薬学科を卒業したらどうなるの?

薬学科で学部6年間の教育を修了し、薬剤師国家試験に合格すると薬剤師の免許を得ることができます。薬剤師として、医療人として、病院や薬局、地方自治体等に就職して活躍することになります。また、一般企業に就職することも可能でしょう。

 

Q: いつ、創薬科学科と薬学科のどちらに進学するかを選ぶの?

両学科一括募集します。両学科とも学部3年次前期までは同じカリキュラムのもとで教育を受け、その後どちらの学科に進学するかを選択します。ただし、両学科共に定員がありますので、希望だけでなく、成績などにより、進学できる学科が決められる場合があります。

 


Q: 薬剤師国家試験の受験資格は両学科でどうなるの?

平成17年度入学者までは、学部4年間の教育を受けることにより薬剤師国家試験の受験資格が与えられていました。しかし平成18年度入学者からは薬学科で学部6年間の教育を受けた人に受験資格が与えられ、創薬科学科(4年間)を卒業しただけでは受験資格は与えられません。

 

Q: 創薬科学科に進学し、なおかつ薬剤師国家試験の受験資格は得られるの?

平成30年度以降入学者は薬学科卒業者にのみ薬剤師国家試験の受験資格が与えられます。

 

Q: 薬学科に進学したら研究者にはなれないの?

研究者になれます。薬学科においても学部6年間の間に卒業研究を行い、研究者としての基礎的な教育を受けます。薬学科を卒業後、さらに高度な研究を目指す人は、博士4年間の課程で研鑽を積むことで研究者になることができます。